【女性バイヤー奮闘記】クリスマスケーキ商戦PART4 クリスマスケーキ試食会で生の反響に触れる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今年も好評を博している東急百貨店のクリスマスケーキ。毎年、注目のショップやメーカーが手掛ける渾身のケーキが話題を呼び、すでに予約完売のものも出るなど充実したラインナップはどう揃えられているのか……。その陰には、一人の若き女性バイヤーの熱いドラマがありました。

これまで、普段、見ることのできないショップやパティシエとの交渉やカタログ撮影など、数え切れないほどの業務をこなす“バイヤー奮闘記”をお届けしてきました。第4回目となる今回は、ケーキの試食イベントの様子をレポートします。その反響はどうだったのか、また、そのイベントの裏側に隠されたバイヤーの陰なる努力をこっそりとお見せいたします!

試食の舞台となったのは、渋6組Presents☆
“RED RED Xmas”パーティ

イルミネーションが点灯し、街がクリスマスムードに染まり始める12月1日、渋6組(※)が企画するクリスマスパーティが行われました。会場となったのは、ミラーボールの演出と多彩な欧風料理が楽しめる『HIKARI cafe&dining meets CheeseTable 渋谷』。夕方19時半、会場には、ドレスコードのREDを身に纏った約40名のお客様が集まり、パーティがスタートしました。

クリスマス 東急百貨店
クリスマス 東急百貨店※「東急東横店を上手に活用して、アフター6を楽しむため、さまざまイベントを手掛ける東急東横店の女性社員プロエジェクト

受付を済ませた多くの人が向かったのは、スペシャルコンテンツのひとつ『REDで叶うマイスタイル★リップテスターバー』。

クリスマス 東急百貨店

ここでは、東急東横店西館1階と5階にある人気コスメブランドから届いた話題の赤リップ&グロスを試せるとあり、大賑わいでした。今年、トレンドのプラムやレンガ色のエッセンスを含むリップにTRYするなど、いつもとは違ったメイクで、気分は一気にパーティモードへ。

パーティでは、つぎつぎと運ばれてくる美味しい料理とお酒を満喫するお客さまが目立ち、「どれも美味しい」「止まらない! 食べ過ぎちゃう~」とたくさんの笑顔が溢れていました。その会場のすみで、イベントを仕切る渋6組スタッフとは別に、ソワソワとしている女性がひとり……。そう、東急百貨店スイーツのバイヤー鹿島淑子さんです。実は、今日、このパーティに、鹿島さんが担当する今年のクリスマスケーキが登場するのです。

クリスマス 東急百貨店

東急百貨店のクリスマスケーキは、予約段階で順調な伸びを見せ、予定販売数を大きく上回る見込みだそう。けれど、そこであぐらをかかないのが鹿島流。「東急東横店のクリスマスケーキをご購入いただいているのは、主としてファミリー層です。なので、お求めいただく方の層を拡大するためのヒントになればと思い、渋6組でアフター6をうまく活用しているような意識の高い女性たちの目にどのようにうつるのか、そのリアルな反響を感じて、今年はもちろん、今後のクリスマスケーキ商戦に生かしたい」という目的があるそう。

そこで鹿島さんは、渋6組スタッフに頼み込んだといいます。「このチャンスを逃すわけにはいかない!と思い、『クリスマスパーティの注目コンテンツにクリスマスケーキの試食会をやってみてはどう? パティシエのトークショーもおすすめ!』とゴリ押ししました(笑)」と鹿島さん。その努力が実り、このクリスマスパーティの目玉として、試食と、東急百貨店のクリスマスケーキ販売に初参加となるインターコンチネンタル東京ベイを取り仕切る話題のパティシエ德永純司氏と、スイーツライターchicoさんのトークショーが実現しました。

クリスマス 東急百貨店

「德永さんは、ザ・リッツ・カールトン東京からインターコンチネンタル東京ベイへと移籍され、現在、エグゼクティブシェフパティシエを務めるスイーツ界のエリートであり、腕のよさはさることながら、人柄も大注目の人。パーティでクリスマスケーキの魅力を語ってもらうに相応しい方だと思い出演のお願いをしました。そこに、今回、クリスマスケーキカタログにも執筆していただいている人気スイーツライターのchicoさんの知識と美貌で華を添えてもらえば、東急百貨店のクリスマスケーキがより素敵な印象になると思って」と鹿島さんは、二人を選んだ理由を語っていました。

パーティでは、渋6組メンバーを代表する5名によるREDを取り入れたファッションショーが行われました。そのアイテムのすべてが東急東横店で買えるものとあり、「コレ、買いに行きたい!」「明日ショップのぞいてみよう」という声も! その最中もケーキの試食の数が足りているか、その盛り方に問題はないかなど、いろいろな確認に追われる鹿島さん。ひっきりなしにメーカーやパティシエの方からの電話問い合わせもあり、休まる瞬間はありません。

クリスマス 東急百貨店

いよいよ、パティシエ德永氏とスイーツライターchicoさんのトークショーがスタート。

クリスマス 東急百貨店

今年、德永氏が提案したケーキは、東急百貨店のクリスマスケーキのテーマになっている“My jewelry box ~私の宝箱~”にふさわしい、真っ赤なベルベット質感のボディにシュガーペーストのレースがあしらわれた愛らしくも芸術的な逸品。その『クールショコラ フランボワーズ』を生み出す創作の苦労や味へのこだわりなどがトークショーで語られました。その最中、どういうわけか鹿島さんの表情が険しい……。シェフが解説のために持っていたケーキを置く場所がなく、ケーキを背後に置いて話すような形になり、まるでケーキが見えなくなってしまうことへのもどかしさが気になる様子。さりげなくシェフにケーキを持つようジェスチャーでアピールしたり、お客さまにカタログの写真をお渡しして見ていただくなど、クリスマスケーキを最大限アピールできるよう陰ながらサポートしている姿が印象的でした。その後、今年のクリスマスケーキのトレンドやスイーツ界の今後の注目ポイントなどが語られ、一番の盛り上がりを見せたのは、ケーキを持つシェフとの記念撮影会。長い列ができるほどの盛況ぶりに、鹿島さんもホッとひと安心!

クリスマス 東急百貨店

さらに、鹿島さんは、東急百貨店のクリスマスケーキにおける“隠し球”的存在のケーキを、もう一台用意していました。その南青山アニバサーリーが手掛ける『ROYAL Christmas』がお披露目されると、またまた大歓声。大きなリボンを纏った美しすぎるケーキのまわりには、すぐに撮影する人の垣根が! chicoさんも「これでもかというほど装飾に手をかけるシェフならではの立体的なリボンモチーフがすばらしい。味はもちろん、ビジュアルのクオリティはクリスマス向き」と絶賛していました。

クリスマス 東急百貨店

トークショーの後には、『クールショコラ フランボワーズ』を切り分けるカット実演が!鹿島さんは「こういうハート型の特殊な形のケーキは、切り方に困ることがありますよね。特別な日の美しいクリスマスケーキが、切り分けてお皿に盛ったらいびつな形になっていた……なんていうのはテンションも下がると思うので、切り方も披露してもらいました」と。このクリスマスケーキは売ったらおしまいではなく、食べる最後の瞬間まで楽しんでもらいたいと気遣う鹿島さんの姿勢に、バイヤーとして、百貨店で働くサービスのプロとしての高い意識を感じる瞬間でした。

クリスマス 東急百貨店

そして、いよいよ、待ちに待った試食会へ。お皿の上では、『クールショコラ フランボワーズ』と『ROYAL Christmas』が夢の共演を果たし、試食とは思えないほど、ケーキは大ぶりのカットで配られました。その贅沢さに、「美味しすぎる」「クリスマスケーキはなかなか試食ができないから、いつも見た目だけで選んでいたので、味見ができるなんて幸せ」など、嬉しいコメントが多く飛び出し、鹿島さんもようやくニッコリ笑顔。

ここでサプライズ発表が! 実は、德永氏が手掛けた『クールショコラ フランボワーズ』はすでに予約で完売していたのですが、追加でオーダーできるとのアナウンスが流れたのです。イベント前の打ち合わせで、鹿島さんシェフに熱い想いを持って交渉をし、台数限定で追加してもらえることに! そのニュースが会場に流れると、「予約しよう」と喜ぶ人の姿も(当取材班のカメラマンも予約する!! とすっかり魅了されていました)。

シェフとケーキを囲むシーンや、このパーティで用意された2つのクリスマスケーキの写真などを多くの方がSNSで拡散してくださるなど、クリスマスケーキ商戦にとって喜ばしいリアクションがあり、鹿島さんの狙いは的中! けれど、パーティを無事終えることができ、ひと息ついたのも束の間。「本当の山場は、23~25日のクリスマスケーキをお渡しする3日間です。ケーキは生ものなので、最後まで気は抜けません。天候の影響などによって材料が調達できなくなるなど、多くのトラブルの可能性があり、当日揃うまで安心できません。そのため、問い合わせも殺到します。いつでも対応できるよう24時間携帯を手元から離しません」と、すでに次なる佳境に向けて頭がいっぱいのよう。まだまだバイヤー鹿島さんの戦いは続きます。

お客さまに美味しいクリスマスケーキを届けるため全身全霊で挑む鹿島さんと、人気ショップやパティシエがコラボした東急百貨店のクリスマスケーキが気になりませんか?店頭の予約は、残念ながら12月17日(日)で終わってしまいましたが店頭にあるケーキもぜひチェックしてみてくださいね。

◆【女性バイヤー奮闘記】クリスマスケーキ商戦PART3 クリスマスケーキご予約受注スタート!お題別!今年のおすすめケーキ8選をプロの目で選んでいただきました。
◆【女性バイヤー奮闘記】クリスマスケーキ商戦PART2 クリスマスケーキ70台撮影! 緊張のカタログ撮影現場レポ
◆【女性バイヤー奮闘記】クリスマスケーキ商戦PART1 名店相手に奮い立つ! 真夏の商談編

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加