【恋に効く渋谷Vol.1】やっつけ映画デートに飽きたら「森の図書室」で知的な夜遊びをすべき

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皆さま、初めまして! 今回から連載を持たせていただくことになりました、双子の奈津子(写真左/姉)と亜希子(写真右/妹)です。

私たちは元々アイドル活動をしており、AKB48の姉妹グループ・SDN48というところで歌やダンスを踊っていました。

卒業した現在は女優業にタレント業、またライターとして得意分野を活かし様々なジャンルの記事を書いています。

この連載のテーマは「デートで即戦力になる渋谷の情報」をお届けすること。

私たちが「心からオススメできる場所」を、こっそり皆さまにお伝えしていきたいと思います。どうぞお付き合いくださいね。

記念すべき第1回目は、「知的な夜遊び」ができる、隠れ家的スポットをご紹介します。

■お酒が飲める進化系図書室

渋谷駅を降りて道玄坂ぞいをまっすぐ歩くと、7分ほどで右手に大きなビルが見えます。エレベーターで3階まで昇ると、一見、何の変哲もない入り口が出現。

ところが、インターホンを鳴らし会員キーを差し込むと…

ジャーン! なんと木製の隠し扉が。

中へ入ると、想像以上に広々とした空間に衝撃を受けます。テーブルにバーカウンター、一面にぎっしりの本棚が。その数、なんと1万冊以上。

話題の小説から様々な写真集、絵本や海外向けの作品もあり、そのジャンルは多岐に渡ります。

■物語から飛び出すカクテル

バーカウンターをのぞくと、たくさんの種類のお酒のボトルが完備されており、ここが「図書室」であることを忘れてしまうほど…。

ドリンクメニューを開くと、カクテル名の下には、1冊ずつ本のタイトルの表記が。」

たとえば、リキュールベースのカクテル「シシリアンキス」(800円)の欄には、江國香織さんの小説『神様のボート』(新潮文庫)の名前が記されています。

同小説は、物語冒頭にこのカクテルがアイテムとして登場します。
小説の中に出てくるカクテルを、実際にこのバーでは飲むことがシステムなんです。
あぁ、なんてオシャレ…。

ドリンク注文時に店員さんからクジ引きBOXが渡されます。

1枚引くと、そこにはさまざまな本の「あらすじ付き」コースターが。 全24種類のうち、どれが出るかはお楽しみ♪

お酒の分量も、一般的なバーよりちょっぴり多いような気がしました。随所に、お店側の『お客様にゆったりしてほしい』という配慮の数々を感じます。

毎週日曜~木曜日は「飲み放題」も実施していて、時間無制限2,000円で様々なドリンクを注文することが可能なんだそう。お酒は一杯700円程度なので、3杯で元か取れちゃいますね! 安いっ。

(時間無制限飲み放題/生ビールは一杯まで/一部、飲み放題メニューに含まれないメニューも)

■あのストーリーに出てきた「キッシュ」も再現

食事も充実してますよ! 文庫本のようなフードメニューを開くと、『西の魔女が死んだ』(梨木香歩・著/新潮社)に出てくるメニューを再現して作られた「パパの好きなキッシュ」(600円)の文字が。

注文してみると、ほうれん草やベーコンがぎっしり詰まったキッシュが登場!

深川めしも、ご覧の通りのクオリティで文句のつけようがありません…。

もし彼氏と一緒に来たら…「アーン♪」ってスプーンで食べさせてあげて

「美味しい! ところで、この本だけどさ…」とか、テーブルの上で親密に盛り上がるんだからっ!(妄想)

渋谷という土地柄、周辺は「雰囲気は素敵なのに、お味はちょっと残念なレストラン」も混在していますが、こちらのお店は飲食店としてしっかりと機能しています。

■べットでゆったり読書も…
読書できるスペースは、木製のテーブルだけではありませんよ。

広々としたベットタイプの席では…

ゴロゴロしながら読書することもできちゃうんです。(※イビキをかくほどの爆睡は、他のお客様のご迷惑になるのでNG!)

ゆったりくつろきながら意中の彼と店内を周り、「恋愛心理テスト」を仕掛けるも良し。

おひとりさまで来て、オンナ磨きに関する本を読破するも良し。

さまざまな使い方が可能です。

■スタッフさんから話を聞く
同店の美人スタッフ・まおさんからお話をお伺いしました。

ーーどんなお客さんが多いですか ?
「比較的、若い方が多いですね。 クラウドファンディング(※)がきっかけで出来たお店なので、流行に敏感な方や、本を手にとったことがあまりないというお客様も、よくいらっしゃいます。
(※編集部注:同店は2014年5月、クラウドファンディングで1,737名ものパトロンから支援を受け設立。パトロン数は当時、日本新記録樹立)

もちろん、本が好きなお客様も沢山お越しになりますよ。

そういう方に好きな作家さんの本を楽しんでいただくのは大事ですが、うちのお店では『普段は読まないけれど、ちょっと読んでみようかな…』という本も手に取っていただけるように、あえてジャンル別に分類せずランダム配置にしているんです。

本を返すのは、本棚のどこのスペースでも構いませんし、図書館や本屋さんみたいに置き場が決まっているわけではありません。

1ヶ月間の本の貸し出しも可能で、おひとりさま何冊でも貸し出しができます。
(※レンタル時、貸し出される本と同料金を受付へ仮預金するシステム)」

ーーどのように利用するケースが多い?

「おひとりで来られてゆったりと読書を楽しむ方も多いのですが、『付き合って数ヶ月です』というカップルのお客様がデートでご利用されることもありますね。

珍しいケースでは、おひとりでご来店された男性と女性のお客様に、たまたま『共通の好きな作家さん』がいて、バーカウンターで席が隣同士になったことがきっかけでその事実が発覚して話が盛り上がった…というケースもあります(笑)」

ーーたしかに、1冊の本を通じて会話が生まれることは多そうですよね。「この本、読んだことありますか?」とか「この本、昔流行りましたよね~」とか。

「そうですね。『本棚にいちばん性格が現れる』とはよく言いますが、本の趣味を通じて、相手の方をよく知っていただくきっかけになるのかも知れません。

昼の部は12~17時まで営業しており、夜の部は18時から深夜0時までです。

21時頃から灯りを絞ってムードのあるBGMを流し始める『バータイム』を設けているので、その時間帯からお越しになっても充分楽しんでいただけると思います。

場所柄、本当に色々な方が来る可能性もあることを考えて、『来てくださる方の居心地をきちんと担保したい』という想いで、会員制という形を選ばせていただきました。(※非会員もビジター料金500円で利用可能)

『騒がしくて相手の声が聞こえない』という問題や、『隣のテーブルの会話が聞こえてきてしまう…』といった心配がうちのお店ではありません。

お酒の種類も多くおつまみの価格帯も手頃なので、昼だけでなく夜からでも安心してご利用いただけると思います」

ちなみに、まおさんオススメの1冊は『聡明な女は料理がうまい』(桐島洋子・著/文春文庫)なんだとか。

■会員同士が本を通じて触れ合う
店内には、読書を終えた利用者による「読書感想文コーナー」や、

「会員オススメの1冊」も設置されています。

本の表紙裏に「その本がオススメな理由」や「一言メッセージ」が添えられているので、読む前に参考にしても良いかもしれませんね。

会員同士、「本好きの見知らぬ誰か」からのメッセージを受取って、ゆったりとした気持ちで本を読むことで繋がっていく輪…。

東京の中心にこんな大人のための図書室があるなんて…。気になる人は、ぜひ行ってみて下さいね。

■森の図書室
住所:東京都渋谷区円山町5−3
電話番号:03-6455-0629
URL:http://morinotosyoshitsu.com/

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
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