渋谷という街の今日の一杯 Vol.10 「Bar TRIADのThe GreenWay」

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エネルギッシュなムードが漂う渋谷も、夜になればどこからともなく大人が集まり、渋谷という街にひっそりと酔いしれます。渋谷という街にはどんな一杯が合うのでしょうか。今晩のお店のバーテンダーに聞いてみましょう。

待ち合わせをする人の浮き立つムードに圧倒される夜の恵比寿。つやつやリップの女性や、ネクタイを締め直す男性の間をすり抜けて、代官山方面へ。

おしゃれな人の間で話題のバー『Bar TRIAD』。ビルの奥深く、重厚な扉の向こうにある3人で乗ったらぎゅうぎゅうになるほど、小さなエレベーターで4階に向かう。

白衣のような制服に身を包む人に案内される店内は、おしゃれなのにどことなく多国籍。バーテンダーの馬上千寛さんに渋谷に合うカクテルをオーダー。

「この7月から提供するカクテルが合いそうですね。」

出してもらったカクテルは一見すると、ジントニック。夏の気配を感じる中を移動していたので、一口飲んで、思わず唸り声を出てしまいそうになる爽やかさが嬉しいカクテル。しかしミントの香りの後には、深い風味、甘みと続く。お酒を飲みはじめてからはじめて出合う味。

「『The GreenWay』というカクテルです。ジンをベースに、ライムジュース、りんごの発酵酒・シードル。そして当店は薬草酒を使ったカクテルが特徴で、今回はもみの木のリキュールを使用しています。もみの木の薫りが味に深みを出し、りんごの酸味と甘みで爽やかな飲み口になっているカクテルです」

馬上さん自身も現在渋谷区在住。休日は渋谷の街を散策しているそう。。

「渋谷は新しいカルチャーが生まれる街と言われますよね。実際に住んでみると、緑化計画が進行していて、歩道や屋上庭園など、意外と緑が多い街だということに気がつきました。神社も多いし、代々木公園も渋谷の象徴。

騒がしい街という印象もありますが、探せばゆっくりできる場所もある。そこからこのカクテルの着想を得ました。もみの木のフレッシュな薫りでリラックスな気分になってもらいたいと思っています。もともとバーもゆっくりお酒を楽しんでもらいたい場所なので」

『Bar TRIAD』は入り口こそ、重厚感があるものの、中に入ってしまうと広い窓に、開放感のある店内で、緊張して気を張っていた自分がちょっと可笑しくなるほど、居心地のいい空間。

「入りづらいと言われてしまうことは度々あるのですが(笑)、お店全体として、接客はカジュアルでフレンドリー。しかし提供するお酒はプロフェッショナルであれ、ということをモットーとしています。お酒を楽しみたい人であれば、はじめてバーに来る方も是非お越しいただきたいと思っているんです」

オーナーが海外好きで、インテリアもヴインテージのアイテムが数多く並ぶ。「旅」をコンセプトとしているので、最初に感じた異国情緒もあながち間違ってはいなかったみたい。

「最近は3割くらい海外からのお客さまで、スタッフにも外国人が何人かいます。海外のバーで飲んでいるような空気感がここにはあるかもしれません」

まさか恵比寿に旅行に来れるなんて思ってもみなかった。こっそり空いている時間を教えてもらうと、平日の22時前が穴場なんだそう。また小さいエレベーターに乗って、1時間だけのバカンスを楽しみに来ようと思う。

「Bar TRIAD」
http://small-axe.net/bar-triad/
営業時間 月曜~土曜19:00~2:00
休み 日曜日
住所 東京都渋谷区恵比寿西1-4-1 UCHINOビル4F
電話番号 03-6416-4177

渋谷という街の今日の一杯 Vol.9 「FUGLEN TOKYO のMemory Lane」
◆渋谷という街の今日の一杯 Vol.8 「B FLAT BAR の桃とザクロとパイナップルのカクテル」
◆渋谷という街の今日の一杯 Vol.7 「BAR KOBA のキールロワイヤル」

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
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この記事を書いたライター
高橋優璃
高橋優璃
Yuri Takahashi
出版社の女性向けメディアにてWEBディレクターとしてSNSやビューティ、占いコンテンツなどを担当。 その後独立し、女性向けWEB媒体のエディター、雑誌のライター、大手企業のカタログエディットなどを手掛ける。
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