渋谷という街の今日の一杯 Vol.11 「Cafe & Bar CALLASのアイスとカフェラテのカクテル」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エネルギッシュなムードが漂う渋谷も、夜になればどこからともなく大人が集まり、渋谷という街にひっそりと酔いしれます。
渋谷という街にはどんな一杯が合うのでしょうか。今晩のお店のバーテンダーに聞いてみましょう。

代々木八幡の近く、車がひっきりなしに通る富ヶ谷の交差点に、木でできた一軒家がある。
妙に気になるので、近づくと“Cafe & Bar CALLAS”の文字。無機質な交差点にバーがあるのだ。

バーテンダーの徳川さんに渋谷に合うカクテルをオーダー。

「夏の夜、飲んだ後にオススメです。甘いものは大丈夫ですか?」
と大きめのグラスを用意。

まず驚いたのは飲み物が入っていないグラスにアイスを落としたこと。
そのあと、テキーラベースにコーヒーフレーバーをプラスした“パトロン XO カフェ”というリキュールに、コーヒーと牛乳を混ぜ、最後にオレンジリキュールの“コアントロー”でアクセントをつけ、2つ目のアイスをのせて、チョコレートとナッツで仕上げる。
見た目はさながらコーヒーフロートかチョコレートパフェのよう。

「ここのお店、2軒目、3軒目で来られる方が多くて。飲んだあとにデザート感覚で飲めるお酒もいいかな、と。特に夏は甘くて冷たいものが美味しいですからね」

アイスが二個も入っているのはなぜ?

「はじめはフロートのように最後にのせていたんですが、グラスにひとつだけいれておくと、飲んだときに味が濃厚になることに気がついて、最初と最後にひとつずついれるようにしました」

飲みはじめはコーヒーの苦味、飲んでいくうちにアイスが溶けて甘みが増す。まったりとした甘さが夏の夜にくせになりそう。時折リキュールの香りがして、アイスを溶かしながらゆっくりゆっくり楽しみたいと思った。

このバーのオーナーはバイオリンを作る職人。二階には工房があり、日中はそこでバイオリンを作っていると聞き、なんだか映画に出てくるようなお店だと思った。

それにキッチュな壁紙にインダストリアル風の家具、遊び心のある置物など、さまざまなムードが混在し、どこか映画のセットの中にお邪魔させてもらっているような雰囲気。
ファッション関係や音楽業界など、クリエイティブ関係の人が足しげく通っているのもなんだか納得した。

「カレーも人気で、ビールとカレーで夕飯にしていく方もいるので、いろんな使い方をしてほしいですね」

徳川さんは青山や渋谷で勤務後、カラスに来たという。

「お店のお客さまもですが、若い人から年を重ねた人までいろいろな人種が入り混じっている街だと思います。代々木八幡まで来ると、人も街の雰囲気も落ち着いている人が多い印象です。

渋谷という大きなくくりで見れば、刺激的。世界から見れば朝までお店が開いていてお酒が飲める街ってほとんどなくて、その中のひとつが渋谷。
自分の遊び方次第で、成長の仕方を変えられる街だと思います」

別の国に来たような楽しい空間。じっとりした暑さに、ほろ酔いにぴったりのまったりした甘さが夏の夜の高揚感を高めてくれる。頭のスイッチを切り替えたいとき、友だちと語らいたいとき、いろんなシチュエーションで来てみたいと思った。

「Cafe & Bar CALLAS」
https://callastokyo.com/
営業時間 19:00~3:00
休み なし
住所 東京都渋谷区富ヶ谷2-45-21
電話番号 03-6883-4609

◆渋谷という街の今日の一杯 Vol.10 「Bar TRIADのThe GreenWay」
◆渋谷という街の今日の一杯 Vol.9 「FUGLEN TOKYO のMemory Lane」
◆渋谷という街の今日の一杯 Vol.8 「B FLAT BAR の桃とザクロとパイナップルのカクテル」

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事を書いたライター
高橋優璃
高橋優璃
Yuri Takahashi
出版社の女性向けメディアにてWEBディレクターとしてSNSやビューティ、占いコンテンツなどを担当。 その後独立し、女性向けWEB媒体のエディター、雑誌のライター、大手企業のカタログエディットなどを手掛ける。
執筆記事一覧