MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店に聞く、「渋谷で働くアラサー女性におすすめする、音楽がもっと楽しくなる本3選」

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東急百貨店本店に、渋谷最大級の書店&文具店があるのはご存知ですか?「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」は丸善とジュンク堂のダブルネーム1号店。 蔵書数はなんと80万冊以上!さらに文房具の販売もしています。そんなたくさんの本の中から、プロ中のプロである書店員さんがザ・スクランブルユーザーに読んでもらいたい本をピックアップ。 今回は、音楽がもっと楽しくなる本を社会書担当の中田英志郎さんに紹介してもらいました。

1. 『J−POP文化論』

J-POPを社会学的アプローチから紐解く、『J-POP文化論』。

それまで演歌、歌謡曲、アイドルソングと細分化されていた日本の音楽界。88~89年にかけて東京のFMラジオ局“J-WAVE”が、流行の洋楽に対抗する“J-POP”のコーナーを作ったことがきっかけで新たなジャンルが誕生。以後、90年代の音楽バブルに乗り、“J-POP”は現象ではなく、文化として定着しました。

「企業タイアップやラジオで繰り返し楽曲をかけるパワープレイなど、音楽を売るための戦略がたくさん仕掛けられた90年代ですが、それでも“J-POP”カルチャーを広めたのは、間違いなく当時のリスナーでありCDを買っていた現在のアラサー世代。他の文化にも影響を与えた“J-POP”を今、振り返ってみてもいいのでは」(中田さん)

実は“J-POP”は死語になりつつあると言われているが、平成という時代を彩ったムーヴメントのひとつは“J-POP”で間違いない。

大人になった今だからこそ、“J-POP”という現象を多角的に知っておけば、今の音楽がもっと楽しく聴けるはず!

『J-POP文化論』彩流社 1.944円(税込) 宮入恭平 (著)

2.『1998年の宇多田ヒカル』

1998年は、日本で一番音楽が売れた年、というのはご存知でしょうか?さらには、宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみ……と、20年経ったいまでも歌姫と呼ばれる人気シンガーが立て続けにデビューした年でもあります。アラサー世代のほとんどがその曲を口ずさめるはず。

「表題は宇多田ヒカルですが、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみ、この4人がなぜ売れて、いまなおトップスターと君臨しているのかを、音楽ジャーナリストの宇野維正さんが著した一冊。著者の主観も混じり、内容も賛否両論ありますが、それでもこの時代に青春時代を過ごした人たちは、きっと思い出も含めて盛り上がること間違いなし。

また、TKサウンドで一世を風靡した小室哲哉ブームが終わったように、先の『J-POP文化論』で触れられている、企業を巻き込んだ産業であった“J-POP”が、個性の時代へと変容を遂げたワケも垣間見れると思います」

思い出の曲も多いこの4人の歌姫と、それを取り巻く時代に思いを馳せてみては?

『1998年の宇多田ヒカル』新潮社 799円(税込) 宇野維正(著)

3.『渋谷音楽図鑑』

“渋谷”と“音楽”といえば、“渋谷系音楽”を多い浮かべる方も多いはず。小沢健二を始め、フリッパーズギター、コーネリアス、また山下達郎まで、“渋谷系”と言われる音楽の成り立ちや、渋谷という街がその時代その時代に、音楽文化へどう影響を与えたのかを綴った一冊。

「戦後、代々木公園に米軍の住むアパートがあったそうで、渋谷は海外の音楽文化の影響も受けやすい環境にありました。さらに音楽の街『渋谷』と一口に言っても、地区ごとに流行りやノリが違うのも渋谷の特徴。公園通り、道玄坂、宮益坂、果ては表参道まで、地区ごとの音楽トレンドや歴史にも触れ、音楽を通じて渋谷の成り立ちも知ることができる一冊です」

また、この本では過去を振り返るだけでなく、未来、2027年の渋谷の音楽がどのように変わっていくのかの考察もおもしろいと中田さん。

唯一無二の音楽の街、渋谷。いつもとは違う視点で歩くことができそうな一冊です。

『渋谷音楽図鑑』太田出版 2,592円(税込)

「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 渋谷・東急百貨店本店7階
TEL 03-5456-2111
営業時間10:00~21:00
https://honto.jp/store/detail_1570061_14HB320.html
Twitter: @junku_shibuya https://twitter.com/junku_shibuya
LINE@: 「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」で検索
※「hontoカード」、「Pontaカード」「dカード」利用可能

紹介者 「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」社会書担当 中田英志郎

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この記事を書いたライター
高橋優璃
高橋優璃
Yuri Takahashi
出版社の女性向けメディアにてWEBディレクターとしてSNSやビューティ、占いコンテンツなどを担当。 その後独立し、女性向けWEB媒体のエディター、雑誌のライター、大手企業のカタログエディットなどを手掛ける。
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