世界各国からの旅行者が増え、いよいよグローバルに開かれてきた渋谷の街。道ゆく人が振り返るようなおしゃれなイギリス人夫婦とチャーミングなエジプト出身のマダムに、渋谷で見つけた”面白いもの”を教えてもらいました!
ここはパリコレのランウェイですか?
と勘違いしちゃうほどファッショナブルな夫婦を発見! 紳士の国・イギリスからやって来た旦那さまのマーティン(左)と、奥さまのパオリーナです。
奥さまのファッションがあまりにステキで、「そのアイテムはどこで買ったの?」と質問攻め。
「この帽子はパリ、ジャケットはたしかポーランドね、バッグはロンドンよ」(パオリーナ)
世界各国でお買い物のご様子。渋谷でもショッピングを?
「オフコース。これから湯呑みを買おうと思ってるんだ」(マーティン)
いいね、湯飲み。飲みたいものは?
「イギリスには日常的に紅茶を飲む文化が根づいているの。だから飲むものはもちろんイングリッシュティーよ」(パオリーナ)
おおっ、紅茶と湯飲みの組み合わせって斬新! ちなみに、渋谷に来た感想は?
「いい意味で奇抜な街だよね。ロンドンには、ネオンサインやお店、劇場が立ち並ぶ『ピカデリーサーカス』という広場があるけど、渋谷はまさにそれだね!」(マーティン)
そんな渋谷で遭遇した印象的なできごとってある?
「今だよ! インタビューを受けるなんて想像していなかった」(マーティン)
そうダンディーボイスで囁きながら、ウィンクする旦那さま。
ウィットに富んだ返しをくれたマーティンとパオリーナの夫妻は手を握り合って、渋谷の雑踏の中へ。ステキな湯飲みが見つかりますように! フォーエバーラブ。
渋谷センター街を歩いていたマダム、その名はアヤさん。エジプト出身です。
「ねえねえ、アヤって日本の女性でもポピュラーな名前なんでしょ?」
そうです! ちなみに筆者の名前もアヤコですと伝えると、「なんて偶然なの~!オーマイゴッド…」と呟いた、そんな彼女はイスラム教徒。ムスリム女性が被るヒジャーブ(スカーフ)を着けています。
どうやらショッピング中とお見受けしましたよ。お目当てのものはゲットできた?
「今日ってブラックフライデーでしょ? だから日本でもセールをしていると思って衣料品店に行ってきたの。でも、ぜんぜん安くなってない! もう帰ろうと思ってたの」
ブラックフライデーといえば、アメリカではおなじみの爆安セール文化。でも、日本ではあんまり根づいてないんだよね…ソーリー。
渋谷はよく来るの?
「ええ。今は田園都市線沿いに住んでいて、渋谷は電車で1本だから、よく来ているわ。日本に住んでる理由? 夫の転勤がきっかけよ」
日本に来て、一番驚いたものは?
「やっぱり桜ね! 春に目黒川沿いを夫と歩いていたら、桜の並木が広がっていてその景観に感動したわ。桜がすばらしいとは知っていたけど、実際に見るとその美しさに圧倒されるわね」
来年の春も待ち遠しいわ♪ そういって笑顔満開。ピースサインとともに去っていったアヤさん。うん、私たちも2020年の春を楽しみに待つとしましょ。