白湯(さゆ)を飲んで体を温めよう!今話題のヘルシードリンク『白湯』の飲み方を解説

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私たちの生活に欠かせない「水」。美容や健康には水分補給が大切と言われていますが、中でも水を沸騰させてつくる「白湯」の効果が注目されています。白湯はお湯とどう違うのか、飲むことでどのような効果が期待できるのか、解説していきます。

白湯(さゆ)とは?

「白湯」とは水を沸騰させたものを指しますが、厳密には「お湯」と異なります。その違いは、煮沸をして不純物が除去されているか否かにあります。

お湯は水に熱を加えて温めたもので、40度以上と定義されているため、沸騰させる必要はありません。一方で白湯は、水を一定時間以上沸騰させ続けて、不純物などを取り除いたものを指します。そのため、白湯を冷ましたものも常温水とは区別され、「湯冷まし」と呼ばれています。

白湯の健康法はアーユルヴェーダが起源

白湯が体に良いという考えは元々、インド・スリランカの伝統医学「アーユルヴェーダ」からきたと言われています。アーユルヴェーダは、西洋医学のように病気の症状を取り除く対症療法ではなく、健康や若さを保とうとする予防医学です。5,000年以上も前から人間の体について研究が行われ、医食同源と考える食事療法や瞑想・ヨガなどの健康法、そして薬草学を説いています。

アーユルヴェーダでは、人体は火・水・風の3種類のエネルギーの組み合わせによって構成されていると考えられています。3つのバランスを整えることが体の健康を保つカギですが、整える方法のひとつとして「白湯を飲むこと」が挙げられます。水を火にかけて、沸騰させ気泡(風)を発生させる白湯には、3つの要素が揃い、飲むことでその人に足りていないものを補うことができると考えられているのです。

白湯で水分補給&免疫力をアップ

インド・スリランカだけでなく、もちろん日本でも水、白湯は健康につながると考えられており、厚生労働省では「健康のため水を飲もう」推進運動を提唱しています。人間の体の60%は水分で構成されているため、体内の水分が不足してしまうと、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞などのさまざまな健康障害のリスクになります。脱水を起こさないためにも、運動する前だけでなく、起床時、寝る前、入浴の前後、そしてのどが渇く前にコップ一杯分の水分を摂取する心がけを呼び掛けています。

実は夏場でも温かい白湯は水分補給に効果的です。体温に近い温度である白湯は吸収が良く、飲んだ後にゆるやかに体が温まっていきます。もちろん熱中症対策には常温~冷たい水がおすすめですが、室内と外気の気温差によって自律神経が乱れたり、冷え性に苦しんだりしている人は白湯を飲むのがおすすめです。

また、白湯は免疫力向上も期待できます。免疫力は人間が本来備えている自浄作用で、細菌やウィルスから体を守ってくれる防御システムともいえます。体内にある免疫細胞の約50%は腸(小腸・大腸)にいるため、腸を活性化すること、そのためには体温を高めることが大切です。白湯を飲むと、吸収される際に熱が優しく胃腸機能を整え、体温を下げずに維持してくれるので、免疫力の向上が期待できると言われています。

白湯(さゆ)の効果

白湯を飲むと体の内側から、じんわりと温かくなるのを感じられます。この心地よさだけではなく、ほかにも体にさまざまな良い効果を与えてくれるようです。

1.美肌効果

肌の調子が悪くなる原因のひとつに、腸内環境の悪化があります。腸の調子が悪くなると、体内の老廃物などが血液中に溶け出し、全身に巡ります。すると肌は、体内から汗や皮脂と一緒に老廃物を毛穴から排出しようとするため、肌のターンオーバーが正常に行われなくなることも。

温かい白湯を飲むと、血管や血液が温められて、動脈や毛細血管が広がり、血液の流れが良くなると言われています。すると体内の老廃物が排出されやすくなり、美肌効果が期待できます。

2.便秘解消

便秘がちな人は、もしかしたら内臓が冷えているかもしれません。内臓の温度は普段の食べ物や飲み物に影響を受けることが多いので、冷たいものや体を冷やすものばかりを食べていると、内臓が冷えて動きが鈍ってしまいます。しかし白湯を飲むと、じんわり体が温まり、血液の循環が促され、内臓の機能が活発になるのだとか。腸の動きが良くなれば、消化力もアップし、便秘解消が期待できます。

3.基礎代謝をアップ

体温が1℃上がると、基礎代謝は約12%上がると言われています。白湯によってすぐに体温が1℃上がるというわけではありませんが、内臓が温められて機能が活性化すると、基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすくなります。さらに血液やリンパの流れが良くなると、体内の老廃物と一緒に余分な水分も尿として排出してくれるため、むくみ防止にもつながります。運動するのが苦手な人は普段飲むものを白湯に変えることで、太りにくい体質へと徐々に変えることができるかもしれません。

 4.冷え性改善

冷え性は秋冬に限られたものではなく、夏場でも悩む人がいます。原因のひとつとして、冷たいものの取りすぎによる胃腸の冷え、そして自律神経の乱れが挙げられます。そして、室内と外の寒暖差や、環境の変化など体や心が受けるストレスによってホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまうことも。白湯は体の中から温めて、副交感神経を優位にするため、冷え性にも効果的と言われています。即効性があるわけではありませんが、白湯を習慣づけることが大切です。

5.肩凝り・腰痛の緩和

体が冷えて血液の循環が悪くなると、肩こりや腰痛の原因にもなります。白湯を飲むと血流が良くなるので、マッサージになかなか行くことができないときも、肩こりや腰痛の改善が期待でき、体のメンテナンスにも一役買ってくれるかもしれません。

白湯(さゆ)の作り方&飲み方

さまざまな効果を期待できる白湯ですが、ただ水を沸騰させるだけでは白湯になりません。正しい作り方、そして飲み方をマスターして、健康に近づきましょう。

白湯の作り方

白湯をつくるには、煮沸して殺菌し、水に含まれる不純物や有害物質を除去することが大切です。いくぶんかは蒸発してしまうため、多めに水を沸かしましょう。沸かした後は、体が吸収しやすい50℃前後の適温まで冷ましてください。

水道水を使う場合

  1. やかんや鍋に多めの水を入れて、フタをして弱火にかける。
  2. 沸騰してきたら、フタを開けて蒸気を逃がす。
  3. 10~15分ほど沸かし続け、完成。

浄水器を通した水、市販のミネラルウォーターを使う場合

これらの水は既に不純物や有害物質が除去されているので、電子レンジ対応の容器に入れてレンジにかけるか、電気ポットで沸かしても大丈夫です。市販のミネラルウォーターを使うときは、軟水を選びましょう。ミネラルを多く含む硬水は、吸収する際に胃腸が栄養を摂取しようとするため、かえって負担をかけてしまいます。

またアーユルヴェーダの考えに基づくと、沸かし直しや作り置きはNGです。毎回飲む前にきちんと水に火をかけることが重要と考えられています。しかし何度も煮沸するのは手間なので、万が一余ってしまった白湯は保温ボトルに入れて一日で飲み切るようにしましょう。

白湯の効果的な飲み方とは?

白湯は健康に良いとしても、飲む量や飲むタイミングに気をつけないときちんと効果が得られないようです。人間の体が1日に必要とする水分量は大体2.5リットルで、その内1.2~1.5リットルほどを飲み水から摂ります。白湯は、その半分である約600~800mlを目安に、3~5回に分けて摂るようにしましょう。もちろん、残りの半分をちゃんと水などで摂ることも忘れずに。

しかしここで疑問です。煮沸した水ならば、それを白湯のまま飲まなくてもお茶やコーヒーに利用して飲むのはだめなのでしょうか。答えはNOです。カフェイン入りの飲み物は利尿効果が高いので、水分補給しているつもりでも逆に摂った分以上の水分を外に出してしまいます。また、コーヒーは体を冷やす作用もあります。そのため白湯は白湯のままで飲んだほうが、水分補給でき、体調を整えることができるのです。

飲むときは、人肌よりも高めの50℃前後まで冷まして飲むと、体に吸収されやすくなります。一気に飲み干すのではなく、少しずつ口に含みながら飲むのがおすすめです。

おすすめは朝、起床直後の1杯

どの季節でも寝ている間は、体温を調節するためにコップ1杯分の汗をかいています。水分を補うために、朝の起きがけに白湯を飲みましょう。水よりも体温に近いので、刺激が少なくスムーズに水分が体内に吸収されます。

さらに白湯を飲むと血液の循環が活性化するため、覚醒スイッチが入ります。朝食の約30分前までに飲んでおくと胃腸の消化機能が活発になるので、食べたものの栄養素をきちんと消化してエネルギーに変えてくれます。

食後は30分空けて消化を手助け

食事をとったすぐ後の白湯は、実はNGです。消化を助けるには、胃が落ち着く、食後30分後くらいを目安に白湯を飲むと良いでしょう。白湯に限らず、食後すぐに水分を摂ると消化器官の機能低下させてしまうので注意しましょう。

就寝前を避けて、夜のリラックスタイムに1杯

体を温めてくれる白湯は、副交感神経を優位にするため、安眠を助けてくれます。一日をリセットするために、夜にリラックスしながら飲むのもおすすめです。しかし就寝直前に水分を摂ると、寝ているときにトイレに行きたくなって、目が覚めてしまうので避けたほうが良いでしょう。

白湯を毎日おいしく飲もう!白湯レシピ

いくら健康に良いとはいえ、毎日同じ味で飲み続けていると飽きてしまうものです。そこで白湯に効果をプラスして、美味しく飲むことができるレシピをご紹介します。

レモン白湯

コップ1杯の白湯にレモン果汁を搾ります。もしくは市販のレモン果汁をお好み分、混ぜるのでもOK。レモンによるビタミンCとクエン酸で疲労回復&美肌効果を期待できます。

ハチミツ白湯

抗炎症作用を持つハチミツは喉の調子を整え、風邪を予防できます。コップ1杯の白湯にハチミツを小さじ1杯程度入れて混ぜると、甘い味わいが広がります。

生姜白湯

スパイシーな生姜は、体を温める効果があり、白湯とも相性がいいのでおすすめです。コップにスライスした生姜を2~3枚入れて、白湯を注ぎます。もしくは市販のチューブ生姜を小さじ1杯程度白湯に入れて混ぜます。

オイル白湯

腸の動きを活発にすると注目されているオリーブオイルを入れると、より便秘解消効果が望めそうです。コップ1杯の白湯にオリーブオイルを小さじ1杯入れて、よく混ぜてください。

ミント白湯

すっきりとした爽やかな香りのミントは、ストレスを和らげてくれます。コップにミントの葉を2~3枚入れて、白湯を上から注いで香りを立たせます。

まとめ

毎日の習慣に白湯を取り入れることで、生活のリズムや体調が整い、オン・オフの切り替えを助けてくれます。飲み方、飲む量、タイミングに気を付けて、明日の健康と美容につなげてみてください。

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
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