渋谷でアート本に出会うなら、ここ。 〈ナディッフ モダン〉で今読み頃の“アート”な書籍をチョイス

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読書の秋、芸術の秋。どっちも同時に楽しめる=アートに関する本を読むこと!そんな訳で、演劇や映画など様々なジャンルのアートが楽しめる、渋谷 Bunkamura内のブックショップ〈ナディッフ モダン〉で、
今読みたいオススメのアート本を教えてもらいました。

本に囲まれた、心静かな癒しの空間。じっくりアートに触れ合える<ナディッフ モダン>

アート分野の本がとても充実している〈ナディッフ モダン〉は美術館のミュージアムショップを多く手がけている〈ナディッフ〉の系列店ということもあって、書籍の量はもちろん、選定されたアイテム全ての質の高さはお墨付き。
ショップ内には同フロアにある美術館「Bunkamuraザ・ミュージアム」のコーナーもあるので、色々な角度からアートに触れ合える空間となっています。
書籍は1〜2ヶ月ごとに入れ替えが行われ、他の美術館で開催中の展覧会の関連書籍を揃えるなど、その時々に合わせて人々の興味をひくような品揃えを心がけているそう。新刊本にこだわらず、古書や絶版本までが並ぶのも特徴です。
静かで落ち着いた空間では、足を踏み入れるだけで本の息遣いまで聞こえてきそう。

ナディッフモダンのスタッフさんに、この秋オススメのアート本を紹介してもらいました。

今回、本を選んでくれたのはナディッフモダンの相澤早季店長。秋にじっくりと読みたい、心に染み渡るような深い感傷を覚える、そんな本を選んでくださいました。

まず始めにおすすめしてくれた本は『ホフマニアーナ』。
「”映像の詩人”とも呼ばれた映画監督タルコフスキー。生涯出掛けた作品は僅か7本のみでしたが、作家の死によって撮影が実現されなかった最期の幻の作品『ホフマニアーナ』は、シナリオでもありながら、幻想小説としての魅力を湛えています。
挿画を手掛けた、銅版画家 山下陽子さんの作品が、タルコフスキーの描く世界観をより一層深めています。」

『ホフマニアーナ』(アンドレイ・タルコフスキー/訳 前田和泉 挿画/山下陽子)・・・・<税込>2,700円

続いてはこちら。
「『Man Ray Portraits』は、この夏、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催された『エリック・サティとその時代展』に合わせて入荷した写真家マン・レイのポートレート集。
1921年から1976年にかけて撮影されたポートレートには、偉人たちのなにげない表情の中に様々な主張が
あり、一枚の写真からその人の“生き方”を想像できる事が、マン・レイが撮る写真の魅力です。」(相澤さん)

『Man Ray Portraits』(Man Ray)・・・・<税込>6,480円

3冊目はこちら。
「世界的な美術家、奈良美智が自ら選んだ絵画作品を紹介した一冊と、同じくドローイングを紹介した一冊です。不機嫌な表情を浮かべた子どもたちは、見る者を睨み付けるように、時に励ましてくれるように鑑賞者を見つめ、問いかけてきます。何度も何度も、描かれた子どもたちに会いたくなる。 時がたっても廃れることなくいつまでも残っていてほしい、そんな純粋な瞳に出会う事ができる大切な一冊です」(相澤さん)。

『奈良美智 YOSHITOMO NARA SELF-SELECTED WORKS PAINTINGS』(奈良美智)・・・・
<税込>4,104円
『奈良美智』YOSHITOMO NARA SELF-SELECTED WORKS ON PAPER』(奈良美智)・・・
<税込>4,104円

あなたの気になる本、読みたい本は見つかったでしょうか?
〈ナディッフ モダン〉で、深まる秋を感じながらアートに浸るひとときを。

Bunkamura 地下1階<ナディッフ モダン>
問い合わせ:TEL.03-3477-9134
営業時間:10:00〜20:00(金・土〜21:00)

※記事の内容は公開時点の情報です。価格等の情報については変更している可能性がありますのでご了承ください。
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