クリスマスの楽しみと言えば、やっぱりケーキ。街中が賑やかに色付くこのシーズン、ショーケースにずらりと並んだ可愛いケーキの数々についつい足が止まります。 普段はあまり食べないホールケーキを、わくわくしながら選ぶのも楽しかったり。
独特の感性で、常に注目のケーキを作り続ける女性パティシエールの岩柳麻子さん。まもなく新店〈Pâtisserie ASAKO IWAYANAGI〉をオープンするというお忙しい中、今年のクリスマスケーキに込めた想いを伺ってきました。
岩柳さんは服飾専門学校を卒業後、パティシエールとしてさまざまなレストラン等でのご経験を経て、2005年に自身のお店〈パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ〉をオープン。
味はもちろん、ケーキそのものから店舗の装飾に至るまでこだわった独特でスタイリッシュな世界観に、男女問わず多くのファンが集まるスイーツ業界で話題の女性です。プライベートでは1児の母としても奮闘中、とのこと。
今回は、調理場としても使われているというご自宅でのインタビュー。緑に囲まれた閑静な住宅街にあるご自宅は、甘く優しいお菓子の香りに包まれていました。
ケーキと聞いて一番に思い浮かぶ「ショートケーキ」。でも、せっかくのクリスマスに、いつものショートケーキでは味気ないのでは?「クリスマスは、男性や年配の方からお子様まで、
普段からケーキを食べないような人もみんな「せっかくなので・・・」とケーキを食べる日。だからやっぱりみんなが食べやすい王道のショートケーキケーキが人気。迷ってしまったときには、ショートケーキを選んで間違いないと思います。
だけどせっかくスペシャルな日のためのケーキなので、普段のショートケーキではなくちょっと特別感を味わえる一工夫が大切。
今回、百貨店にて販売している〈Pâtisserie ASAKO IWAYANAGI〉のショートケーキは、ショートケーキの鍵とも言える「イチゴ」にとことんこだわりました。 食感の違う3種類のイチゴを使い分け、フレッシュなイチゴコンポートに加え、
食感の違う2種のフリーズドライのイチゴをトッピングしました。様々な食感が楽しめる今年のケーキは、ただのショートケーキでは物足りない人にもぜひ食べてみて欲しいケーキですね。」
等々力〈Pâtisserie ASAKO IWAYANAGI〉ノエルフレーズ(直径15cm)〈150点限り〉・・・〈税込〉5,076円
https://shop.tokyu-dept.co.jp/ec/p/15Xmas-FD-02-08
気になるのは、色々な味を知りつくしたパティシエールである岩柳さん自身が食べたいと思うクリスマスケーキ。
「以前は他のお店のクリスマスケーキを買ってきて食べたりしていましたが、最近はあんまり・・(笑)。クリスマスの時期は寝る間もないほど忙しいのでなかなか余裕がありません。
実は私自身が好きなケーキは、ピスタチオ系なんです。だから、クリスマスケーキとして食べるものでもピスタチオのケーキが食べたいと思ってしまいますね。
それで今年、自分自身が本当に食べたい!と思うピスタチオのクリスマスケーキを予約販売限定で作る予定です。ピスタチオの原価が高いためお値段もかなりお高めになってしまうのですが・・・それでも、今年は自分自身で満足のいくケーキを作りたいなと思っています。」
武蔵小山の店舗を皮切りに、現在は銀座や白金など計6店舗を展開している〈パティスリィドゥ・ボン・クーフゥ〉を創り、人気店へと育て上げてきた岩柳さん。
「ひたすら走り続けてきた30代。やるべきことも増え、なかなか自分で一つひとつケーキを作ったり、お店に出てお客様と向かい合う機会も減ってきました。
でも、40代を目前に、改めて「自分はお客様にケーキを食べて喜んでいただくためにこの仕事をやっているはず」という想いが。そこでOPENしようと考えたのが〈Pâtisserie ASAKO IWAYANAGI〉です。
このお店では、出来るだけ自分が厨房に立ってケーキを作り続けたいと思います。60歳や70歳になっても続けたい。お菓子教室が出来る広々としたオープンスペースや、自転車をたくさん停められるウッドデッキなど、
随所にまで自分のこだわりが詰まったお店です。」
東京都世田谷区等々力4-4-5
℡.03-6432-3878<直通>
営業時間11:00~20:00(定休日:水曜日)
※2015年12月11日(金) プレオープン
2016年1月15日(金) グランドオープン(カフェ、ケーキ教室スタート)
詳しくは公式ウェブサイトをチェック!
www.a-patisserie.com