今、渋谷で人々の視線を集めているのが、繊細でとっても細かいタッチと鮮やかな極彩色が印象深いこちらのクリスマスのイラスト。
この不思議可愛いデザインを手がけたのは、注目の女性クリエイター「Funaまみむめも」さん。
三重県在住、2011年より本格的にアート活動を始めたという彼女、「Funaまみむめも」さんって、
一体どんな人なんでしょうか?
渋谷の賑やかさ、華やかさを表現した
2015年 クリスマスキャンペーンイラストを担当。
こちらのデザインは、東急百貨店の2015年クリスマスキャンペーン用に「Funaまみむめも」さんが制作されたもの。
店頭のポスターやお店のショーウィンドー、さらには東急本店前の大きなツリーまで、至る所にこちらのデザインが使用されています。
「Funaまみむめも」さん曰く、
「今回のデザインは全体的にキラキラとしたイメージで、見た人がワクワクしたり嬉しい気持ちになるように心がけました。よく見ると、意外なものが潜んでいたり・・。じっくり見てもらうと、さらに新しい発見があるかもしれません。」
そう、実は、森や林の中にビルが隠れていたり、トナカイのほかにもリス、ウサギ、トリなど様々な動物が潜んでいたり…。 彼女ならではのアイデアが溢れています。
彼女の作品の特徴は、ボールペンを使って描かれたとにかく緻密で細かい描き込み。
絵を描くときに使っているのはこちらのゲルインクのボールペン。ペン先は0.28mmがメイン、とのこと。
「学生の頃、授業の合間にもよくボールペンで落書きをしていたので(笑)、もう10年以上もボールペンで絵を描いています。ボールペンはいつでも身近に在って、思いついたことをすぐに形に出来る。
その手軽さも魅力ですね。」
その他にも「身近にあるもの」へのこだわりが。
「ボールペンでスルスルと描けるケント紙を使っています。これを自宅でスキャンしては配色をするため、絵のサイズは自宅のスキャナーで対応できるA4サイズまでで描くことが多いです。このクリスマスイラストは大きなサイズで書いたので、なかなか大変でした。」
今回のデザインベースになった原画も、特別に見せていただきました。この原画をパソコンに取り込み、着色をしていくのだそう。
「原色に近い色を中心に、クリスマスなので赤と緑も加えてにぎやかな雰囲気を出せるように色をつけていきました。」
落ち込んでいたり、イヤな気持ちになったりした時のネガティブな感情もエネルギーに変えて、かつ作品の中ではそれをポジティブに変換して表現しているという彼女。
「悲しい時や落ち込んだ時にもやはり絵を描くことが多いです。でもそんな時に描いた絵を見た人から、「感動した」と言ってもらえたことが、自分の今に繋がっている。
やはり、自分の作品を見てくれた人に夢や希望を与えて、笑顔になってもらいたいと思います。」
地元三重では作品展なども開催し、多くの反響を集めているそう。
ますます、「Funaまみむめも」さんの今後の活動から目が離せません。
Funaまみむめも
1984年生まれ、三重県出身のクリエイター。
http://funa-mamimumemo.jimdo.com/