人が集まる街、渋谷。この土地に人が集うのには、風水的な理由が隠されていたことを知っていますか?今回は風水師の愛新覚羅ゆうはん(あいしんかくら・ゆうはん)さんに、2016年に良縁を結ぶ渋谷の開運スポットをお伺いしました。
渋谷という土地は風水的にいうと、どんな土地なのでしょうか?
「地名に“さんずい”や“谷”などがつく土地は、水と関わり合いがある場所だということが名前からわかります。そのため渋谷は、水の気の土地。渋谷には昔、渋谷川という川が流れていて、今は街の地下に埋められています。この渋谷川の流れに沿って、渋谷の街は作られていますね」
そう話してくれたのは、風水師として活躍する愛新覚羅ゆうはんさん。
水の気である渋谷の街は、飲食店などが栄えるのにはうってつけの場所。しかし、成功を収めているお店もたくさんありますが、そんなに安易な話でもないとのこと。渋谷でお店を開くのには、大きなトラップも隠されているといいます。
「渋谷は風水的に見ると、ミルフィーユ状の地形と言えるんです。隣のお店が流行っていたら、その隣はイマイチ、でもその隣は流行っていると、交互にお店が流行るような地形をしています。そういった土地柄なので、風水的にみても面白い場所の一つですね」
こういった土地柄だからこそ、渋谷は繁栄してきたそう。けれど、渋谷がここまで大きな街になったのには、他にもいくつか理由があるんです。
渋谷という街に人が多く集まる場所になるようになったのには、あの待ち合わせの名所も関係しているといいます。
「駅を中心と考えたときに、ハチ公は北西の位置にあります。北西という方角は人が集いやすい場所。また、岡本太郎さんの絵画も同じ位置に飾られていますよね? 渋谷という土地は、人が集うように設定された場所とっても過言ではないところなんです」
ゆうはんさん曰く渋谷という街は、人が集まり、人に好かれる場所になるように、偶然なのか必然なのか出来上がっているそう。では、そんな土地で2016年の運気をあげたい場合は、どくに行くのがいいのでしょうか?
「2016年に行くべきパワースポットは3つあります。1つは渋谷の北側に位置する『北谷稲荷神社(きたやいなりじんじゃ)』。
昔は参道が明治通りの先まで続いていたという由緒正しい神社であり、渋谷の北側を代表する守り神です。金運や仕事運をあげたいなら、ここに行くのがベスト。引く人によってカラーの違う縁結びの紐がついたおみくじや、モダンな外観も見所です」
北谷稲荷神社の付近は、その昔「北谷町(きたやちょう)」という名前だったためにその地名がついて創建された神社だといいます。現在のように渋谷が栄える以前、周りがすべて畑だった時代は今の渋谷駅がある先まで参道がずっと続く神社だったそう。その名残もあり、現在も大きなお祭りが催されているそうです。
「北谷稲荷神社からそのまま東方向に渋谷川が流れた場所をたどっていくと、ちょうどぶつかる位置に『金王八幡宮』という八幡宮があります。
ここは渋谷区指定有形文化財にも指定されている場所であり、渋谷駅周辺をすべて守っている場所。特に御神木にもなっている『金王桜』は、大きなパワーを持っていると言えます。磁場がとても強いところなので、行くだけでも力をもらえますね」
この金王八幡宮は渋谷城を気づいた、河崎基家(渋谷重家)によって1092年に創建された八幡宮。江戸時代には、3代将軍の乳母である春日局が神門、社殿を造営したとされ、歴史のある場所なんです。いかにもご利益がありそう!
最後に紹介したいのは、神社ではなくお店です。運気をたっぷりとあげてくれる場所で食事をすれば、良縁に巡り合えるかも♡
「『渋谷ヒカリエ ShinQs』ができていたときから思っていたのですが、ここって全体的にとっても運気のあがる場所なんです。なかでも特に私がおすすめしたいのが、11階にある『THE THEATRE TABLE』。光がふんだんに入るカフェで、いるだけで気分があがる場所。ここで仕事の打ち合わせをすると、高確率で決まることになると思います。実は私自身もその経験があるんです(笑)」
ゆうはんさん自身も『THE THEATRE TABLE』で打ち合わせをしたときに、大きなお仕事が決まった経験があるそう。光が多く差し込むカフェはここ以外でも、運気を上げるパワースポットとしておすすめだといいます。
「渋谷は金運や仕事運をあげるには、かなり優れた土地柄です。今回はすぐにでも行ってほしい代表的な3スポットをあげさせてもらいましたが、他にもまだまだパワースポットはたくさん隠されています。運気を上げるためにも、渋谷に行った際にはこれらのパワースポットに訪れてみてくださいね」
2016年の運気を上げるためにも、意外と隠れたパワースポット「渋谷」のご利益にあやかってみては?